写真展「世界の戦場から」イベント

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写真展「世界の戦場から」イベント


チェチェンの現在を語る    2006年7月22日(土) あーすぷらざ

わたしは自己の能力と判断の及ぶ限り、病者の治療に力を尽くします。
わたしの治療によって、いかなる人を傷つけることも欺くこともいたしません。
                           (ヒポクラテスの誓い)


 世界で最も過酷な戦場といわれるチェチェン戦争下、医祖ヒポクラテスの誓い
をまっとうし、敵味方・民族・性別・宗教などの区別なく、すべての傷ついた人
を救ったチェチェン人医師のハッサン・バイエフ。医師としての責務を遂行した
がためにロシア軍とチェチェン過激派の双方から命を狙われ、アメリカに亡命せ
ざるを得なかった。

 そのバイエフ氏は7月に来日する予定だったが、アメリカの再入国許可発給の
遅れにより、来日は延期となった。急遽、予定を変更して、ハッサン・バイエフ
氏が送ってきた映像やビデオメッセージをもとに集会を開催する。ぜひご参加く
ださい。


内容
1、ハッサン・バイエフ氏来日延期の経過と今後の計画
2、バイエフ氏ビデオメッセージ公開
3、講演「戦場の医師ハッサン・バイエフの仕事」岡田一男(映像作家)
   資料映像提供はハッサン・バイエフ
4、記録映画「子どもの物語にあらず」29分間上映
5、アニメーション「春になったら」9分間上映
6、講演「チェチェンから学ぶもの」

チェチェン難民母子が制作した二つの映像作品について

「子どもの物語にあらず」は、チェチェン人映像作家ザーラ・イマーエヴァの作
品。第二次チェチェン戦争勃発と同時に、多数の難民を率い大コーカサス山脈
超えてチェチェンを脱出、アゼルバイジャンに逃れた。次々に逃げてくる難民の
子どもたちを家庭用ビデオカメラでインタビューをしてこの作品を作った。
 イマーエヴァさんの息子ティムール・オズダミール君は、先に逃れた母を追っ
て2000年春(当時13歳)、アゼルバイジャンに行こうとモスクワを経由した。しか
しチェチェ人であるという理由だけで拘束投獄される。見ず知らずのロシア人の
機転によって救出され、知人の手でアゼルバイジャンへ送られ、母と再会を果た
す。ここでコンビューターアートを覚え、難民の子どもたちが描いた絵を動画に
したのものが、アニメの「春になったら」。この作品では子どもたちが見た戦争
とこれからの夢が語られる。
 なお、親子は2003年秋にアムネスティ・インターナショナル日本の招きで来日
し講演。新潟県の有志が集まり、ティムールの才能を伸ばすため日本で勉強させ
ようと奮闘した結果、2004年4月に新潟のデザイン専門学校への留学が実現した
。現在、新潟県に在住。

日時 2006年7月22日(土)
   1:00開場 1:30開始 3:40終了
場所 あーすプラザ 
神奈川県立地球市民かながわプラザ

JR根岸線「本郷台」駅改札出て左手すぐ 
所要時間「横浜」?26分 「大船」?4分

お車をご利用の場合 横浜横須賀道路「日野IC」又は「港南台IC」から約2
0分
鎌倉街道「桂町」交差点から3分

http://www.k-i-a.or.jp/plaza/top_map.html (地図)

入場料 無料